【ローリング☆ガールズ第9話その2】Stand by me.(そばにいてくれ)
9話Aパートからだいぶ間が空いてしまいましたが、Bパート感想・考察です。
舞台は真茶未と執行さんの入院している所沢総合病院へ。
執行さんは石をなくしており、お礼参りを恐れて仮病で入院を続けています。
やはり執行さん自身もあの石がモサの力の源と信じており、真茶未も音無もそのことは疑っていません。
大統領が石を集めていることを真茶未は知っているようですが、あくまで「集めている"みたい"」と推察の域を出ていないようです。
そして千綾の子供の頃の回想。
母ハルカは多忙のためなかなか千綾に構ってやることができず、千綾は孤独を感じます。
そのときにもっていた本「スタンド・バイ・ユー」。
これは有名な上に結構そのまんまなので分かりやすいとは思いますが、映画「スタンド・バイ・ミー」が元ネタですね。
ジャケットもオマージュしているようです。
ローリング☆ガールズと「スタンド・バイ・ミー」の関係について、単にこのシーンだけでオマージュとして使われただけでなく、「4人の仲間たちの一夏の旅」という作品の根幹としてオマージュを捧げているのだと思います。
僕が言うまでもないことかもしれませんが、「スタンド・バイ・ミー」は本当にいい映画です。
以前「イージーライダー」も散々オススメしましたが、やはりこれだけはっきりとオマージュを捧げられているからには、ローリング☆ガールズ好きの方には是非見ていただきたい作品です。
というかローリング☆ガールズ関係なしに、心にじんわりと染みてくる素晴らしい映画なので、見て損はないと思います。
ちなみに僕は鹿のシーンが好きです。
www.youtube.com主題歌を聴くだけでも泣きそうになります。
そしてついに明かされる千綾が宇宙人であるという事実。
このときって望未と結季奈も聞いているんでしょうか。
その前のカットでの位置関係的には普通に会話の内容も聞こえていそうですが。
しかしこの事実は年頃の女の子にはあまりにハード過ぎませんか。
ハルカはそのあたりのことはどう考えているのでしょうか。
家の中にほぼほぼ閉じ込めて他人と会わせないようにしていたら、本人には宇宙人であることを隠す必要もないような…。
物語終盤でそのあたりが解決したかどうかは覚えていないので、終盤話数を待ちます。
執行さんの石を取り戻すために所沢大統領府に忍び込み、同時に忍び込んだ石作ストーンズの大伴と鉢合わせする音無。
自分は大統領の娘だとハッタリをかますも、好都合だとあっさり拉致されます。
音無みたいなタイプの女の子が乱暴な扱いされるのってなんか興奮しますね。
一方、石作ストーンズの地下ドック(工廠[こうしょう])に潜入した籾山は、そこで巨大な潜水艦(のような形をした何か)が建造されているのを発見します。
広島で工廠といえば、戦艦大和の建造で有名な「呉海軍工廠(現:ジャパン マリンユナイテッド呉工場)」がモデルになっているのは間違いないでしょう。
僕も初見のときは気付いてなかったのですが、この作品に登場するモノで元ネタがないと思うのが間違いでしたね。
そしてラストでは望未たち4人がバラバラになったところを映して第9話終了。
結季奈はしょっちゅうはぐれていましたが、4人全員がバラバラになるのは今回が初めてではなかったでしょうか。
望未が月を見上げる様も含めて、非常に不安を煽りつつも「Stand by me(そばにいてくれ)」という言葉が染みる引きになっていました。
さて、ついに幕を開けた最終章岡山・広島編ですが、僕は正直この章の内容をかなり忘れてしまっています(名古屋編と京都編の印象が強すぎて…)。
ガッツリとSF展開になったいったことだけは覚えてるんですが、じっくりと考察しながら視聴すれば新たに見えてくるモノもあるのでしょうか…。
残り3話に期待しつつ見守ることにしましょう。