【ローリング☆ガールズ第7話】団長のお二人さん、愛し合ってるぅ?
ローリング☆ガールズ第7話感想・考察です。
今後は週に1本のペースで書いていきたいと思います。
名古屋から京都へ向かう途中、道に迷ったことで奈良県の十津川温泉に辿り着いてしまった望未たち一行。
どこをどう間違ったらここまで辿り着くんだ…。
ちなみにこの十津川村は日本一広い村らしく、東京23区を合わせた面積よりも広いとのことです。
なんだこの無駄な広さ。
ちなみにちなみに人口密度は全国1738の市区町村の中で1705位です。逆にすげえ。
ちなみにちなみにちなみにこのカットで画面右端に映っているのは十津川村の名所「谷瀬の吊り橋」です。
相変わらずご当地ネタの徹底が凄い本作です。
この吊り橋めちゃくちゃデカいです。
十津川村の紹介はこれぐらいにして本編の話を。
十津川温泉を後にした望未たちは今度こそ京都へ向かいます。
その道中で自然とモミハンのSTONESを歌い出す一行。
これですよ。この感じが「ロードムービー」ですよ!
映画「さすらい」で主人公たち二人がトラックでの旅の途中ハインツ・バートの「Just like Eddie」をノリノリで歌っているシーンを彷彿とさせます。
「さすらい」は素晴らしい映画なので是非とも見てみることをオススメします。
1976年の西ドイツの白黒映画なのですが、まったりと流れる時間や要所でかかる哀愁漂う音楽がたまりません。
ローリング☆ガールズを楽しむためには「イージーライダー」と「さすらい」を見ることだと思います。
…お気づきの方もいるかもしれませんが、この2本の映画を見たのは奥田民生の影響です。
でもどちらも素晴らしい映画だったんです、ホント。
いかん!ロリガの話が全然できてない!
でもこうやっていろんなところに派生していくのがロリガの醍醐味の一つだと思うんです。
日が暮れて奈良のお堂の前でキャンプをする一行。
このキャンプのシーンもバイク旅の感じが出ていていいんですよねー。
ラフな格好で折りたたみの椅子に座って歯磨きする姿に浪漫を感じずにいられますか!
千綾がテントをのぞき込みながら「うーたん、もう寝てる」と言うのも、キャンプの夜の風情が出ていていいシーンだと思います。
京都に辿り着いた望未たちは鴨川ロッカーズの団長一条美沙と出会います。
この「一条」という名字は、日本の伝説で酒呑童子を退治したと言われる「一条天皇」から取っているのではないかと思います。
望未たちは早速ロッカーズのライブを見ることに。
そこに現れる酒呑の一派。
所沢編以来のド派手なバトルシーンが心を熱くします。
酒呑童子の無敵キャラな感じがまたいいですね。実は劇中最強だったりしないですかね。
美沙がさらわれ、ハイエースに乗って酒呑の一派のアジトがある大江山へ向かう一行。
バンドマンと言えばやっぱりハイエースですよね!
豆千代率いる舞妓どすどすも加勢に駆けつけ、酒呑の一派と一戦交えます。
豆千代はん案外お強いんですなぁ。
ここで豆千代は酒呑童子に対して「話が違う」などと意味深な言葉をかけます。
何を企んでいるのやら。
舞台は再びロッカーズ事務所に戻り、そこへ現れたマー坊が一言。
「愛し合ってるぅ?」
これはもちろん伝説のロックスター忌野清志郎のお決まりのMC「愛し合ってるかい?」のオマージュです。ロックへの愛を感じます。
そしてロッカーズのメンバーから京都での「石」の価値観について聞く望未たち。
その中で「京都では昔から不吉な石と言われている」という話が出ます。
京都で「昔から」といったら少なくとも百年単位の話になると思われます。
となると、その頃からその石は存在していたことになります。
ここ数年で突如現れ始めたものではなかったんですね。
少し情報が得られたような、また謎が深まっただけのような…。
忌み石ポストを見張る望未たち4人。
郵便屋っぽい人が回収しようとするところから千綾が何とかして目をそらさせようとします。
何故こんな微妙な妨害を…?
千綾は結局石を集めたいのか集めたくないのかはっきりしませんね。
回収した人物を追いかけていくと、辿り着いたのは酒呑の一派のアジト。
そこでは何故か宴会の席で歌わされる美沙がいました。
それを見て感動の涙を流す望未たち。
泣くほどかとも思いましたが、このときの最後のギターの音がCでSTONESの最後の音もCなのでここで歌っていたのはSTONESで間違いないかと思います。
そして別れ際の酒呑童子の台詞「盛り上げてやるよ」がなんのひねりもなくそのままの意味だったということを知るのは8話の最後のお話。
次のシーンで豆千代が普通に酒呑童子にお酌していますが、これは美沙をさらう前の回想でしょうか。
というか元々の酒呑の一派と舞妓どすどすの関係性も気になります。
酒呑の一派は「やんちゃな集団」程度の認識なのか、「暴力団」に近いものなのか。
まあ後者だとこんな普通にお酌したりはしていないはずなので前者だとは思いますが。
最後に三十三間堂もとい三十四間堂の1001体の観音様が全部ミサイルになっているというとんでもない罰当たりなことを明らかにして第7話終了。
このシーンを見て物凄くワクワクしてしまうのは第8話の内容を知っているせいでしょうか。
確か初見のときは「うわっ!こいつ(酒呑童子)めっちゃ悪者やん!」と思った気がします。
さていよいよ次回は伝説の第8話。
今から見るのが楽しみです。