【アニメ「ローリング☆ガールズ」第5話】何故そこまでダンディでいられるのか
さて、第5話は愛知三重編です。
東京編は多少辛辣なことも書きましたが、愛知三重編は面白かった記憶があるので、いいことが書けると思います。
冒頭のレースシーンではカントリー調のBGMがかかっていますが、これは昔大ヒットした「走れコウタロー」を意識してるのではないかと推察します(「走れコウタロー」のジャンルは正確にはブルーグラスですが)。
レースの実況も入ってますしね。
www.youtube.com今の人にもわかりやすく言うと「みどりのマキバオー」のOPの原曲です。
といってもマキバオーももう20年前ですか。
(※8/25 00:25 追記 知人から指摘が入りまして、このBGMはブルーハーツの「ながれもの」のアレンジであるとのことでした。いや、そうであったとしても「走れコウタロー」を全く意識していないことはないはず。レースの実況があるこのシーンでこのカントリー調のBGMはさすがに偶然じゃないはず。そうじゃないと鬼の首を取ったようにこんなこと言ってる自分が恥ずかしすぎる…)
あ、腕のコアラもちゃんとヘルメットしてる。
道交法は守らないとですね。
ところでなんで姫子は腕にコアラ付けてるのかなと思ったんですが、その昔、名古屋の東山動物園が日本初のコアラの展示を行ったそうです。
こういうちょっとしたご当地ネタを知ることができるのもローリング☆ガールズの良いところではないでしょうか。
愛知に向かう望未たちですが、ガス欠でバイクを押していくことに。
こういうときにイチイチ悪態をつく逢衣ですが、このあたりは全て広島編での喧嘩への布石でしょうか。
ここも若干、物語のために嫌なキャラにされてる感がなくもないですが…。
魚虎家に着いた姫子。
親父と話しているとワラワラと集まってくるご近所さん。
このあたりの描写は、この作品一つのキモとなっている「ご当地感」というものではないでしょうか。
東京編では「ご当地」や「お祭り」よりもストーリー性やキャラクターの葛藤に重点が置かれていたので、作品の雰囲気としては所沢編に近くなった感じがします。
ところで、ご近所さんと仲が良い女の子が妙に可愛く見えるのって何故なんでしょうか。
男にとって「理想の女の子像」の一つだと思います。
そして今回は早めの話の展開。
愛知中のシャチホコが次々に爆破され、しまいには望未たちのところに空からシャチホコが降ってきます。
やることが毎度無駄に派手なのがローリング☆ガールズらしくていいですね。
そして出たぁッ!ダンディッ!!
コーヒー注いでるだけでダンディだなんて…。
逢衣と姫子がメシの取り合いで揉めてる中、一瞬動く姫子のコアラ。
それを訝しげに見る千綾。
このやりとりって6話への何かしらの伏線になってたりしましたっけ?保留。
そして回想の望未と姫子の出会いのシーン。
あーもうランドセルなんていうエログッズを望未に背負わせるなんて全くけしからんですね。
ところでこの場面では石がハート形ではなく普通の石のような形をしているんですが、3話の回想では落ちてきた時点でハート形だったような…。
ただの演出ミスでしょうか。
いや、でもその後に削られてハート形になっていく描写もあるのでこのカットだけのミスとも考えにくいですよね。謎。
三重モーターズの阿漕が店内に突っ込んできてダンディとつばぜり合い。
そこへまたしても首を突っ込んでいく望未。
ここは「三重愛知の平和のために協力してくれないか」という依頼に応えるための行動というのはわかりますが、それもその前に少しだけ映った依頼状に書いてあったのが見えたというだけ…。
作品全体として望未の行動理由がボンヤリしてしまっているのはこのあたりが原因ではないでしょうか。
ダンディで紳士的な態度を崩さないダンディに対してのモブの一言。
何故そこまでダンディでいられるんです!?
これは本作イチの名言だと思います。どうやったらこんな台詞が思いつくんだ…。
そして場面は魚虎家でのやりとり。
親父が腕をやられたというので姫ちゃんが代わりにシャチホコ作りなよとご近所さん。
修行に行ってたわけじゃなくてシャチホコが嫌になって遊んでただけだから!と姫ちゃん。
嘘というか虚勢を張っているというかそんな感じなのは明かですが、その理由までは5話では明かされず。6話での解決を待ちましょう。
喫茶マッハウンテンでのダンディと逢衣の会話。
バイクを片手で止めたダンディはどうやら石を持っていないご様子。
ダンディの話し方を見る限り嘘をついているようには見えないですし…。
東京編でサンダーロードが石を持っているときだけ特殊能力を使えていたのも嘘には見えませんでした。
気の持ちようだったってことでしょうか。
またしても石の謎は深まるばかり…。
そして姫ちゃんと友亀が邂逅したところで第5話は終了。
本編全体としても愛知三重編としてもほどよく謎を残し、いい具合に次回が気になるまま終われた前編だったと思います。
諸々の解決は後編の第6話で。