【アニメ「ローリング☆ガールズ」第3話】ゲロイン再び。サンダーロードの名誉挽回は可能なのか?
第3話の感想・考察です。
所沢編が終わり今回からは東京編。
1話冒頭でもそうでしたが、ちゃんと説明があるわりには導入がわかりにくいです、この作品。
ロリペディアを読んだらいろいろ細かいことも書いてあるので東京オールウェイズの解説とかはそちらで。
ところで「ロリペディア」って『ロリ』と『ペドフィリア』を組み合わせた言葉っぽく見えてしまうんですけど、合ってますよね?
回想で出てきた文豪っぽい人が東京オールウェイズの団長・芥火竜之介とのこと。
なんで眼鏡かけてるのかなーと思ったんですが、「ALWAYS 三丁目の夕日」の登場人物 茶川(ちゃがわ)竜之介が元ネタみたいです(右の画像真ん中上の眼鏡の男性)。
茶川(ちゃがわ)竜之介の元ネタはもちろん芥川龍之介。
パロディのパロディになっててややこしい!
そんな小ネタはともかく、今回の自警団「双塔の騎士団」について。
東京タワーロボと東京スカイツリーロボのツインタワーロボの足下に本拠を構えていることからこの名前になっています。
そして団長の「サンダーロード」。
この名前は恐らくTHE HIGH-LOWSの「サンダーロード」から取ってると思います。
また小ネタになってしまいましたね。言いたくなっちゃうんです。
話を本編に戻します。
コミマ会場の美術は今までと全く違う水彩調で描かれています。
所沢編では特にそんなことはなかったので面食らいました。
今まで所沢から出たことがなかった望未が初めて訪れた東京の、しかもコミマという特殊な環境を美術の違いで印象づけるためのものでしょうか。
キャラはごく普通のセルなので浮いてる気がしなくもないですが、それもそういう味でしょう。
4人で東京に向かう望未たちですが、方向音痴な結季奈や、せわしない逢衣、ガスマスクを付けたままの千綾を見て望未は「みんなちょっと変わってるかも…」と心の中で呟きます。
アニメや漫画でこれぐらいの個性は今どき珍しくもありませんが、こういうちょっとした点で望未の「普通」っぷりが強調されています。
話は少し飛んで、望未たちがダイナマイト・ボンバーズと間違えて捕まり、アキからいろいろと問い詰められるシーン。
ここで「勘違いだったか!ごめんね!」で済んでしまうと話が終わってしまうので疑いが晴れないままにしないといけないのは分かるのですが、アキがあまりにも無能団長に見えてしまうのが残念。
尋問役をアキ以外のキャラにするとか、思い切ってこの尋問シーンを飛ばすとか方法はありそうなものなのに、ここまでアキの印象悪くしなくても……と思ってしまいます。
そして石を探す望未たちですが、無いものをいくらさがしても見つかるはずもなく、見つかったと思っても見間違いで、それをルンバが無情に回収していきます。
ここで突然のゲロ!(2話連続2回目)
放送当時も様々な憶測が飛び交いましたが、その理由は明らかにされていません。
日没(=極刑)までのタイムリミットが近づいているから……には見えません。これまで望未はその点はあまり気にしている様子はありませんでした。
マッチャグリーンの代理人としての勤めを果たさなければいけないというプレッシャーからのストレス、が一番妥当でしょうか。
2話で真茶未にゲロさせた制作側がそっちに目覚めてしまっただけかもしれませんが。
ところで後ろの3人も吐きそうな素振りを見せていましたが、ちゃんとこの後吐いたんですか!?(机ドンッ)
場面が所沢大統領府に移り、大統領も石を集めていること、大統領の娘が千綾であることが明らかになります。
大統領が「あの子にもそろそろ話しておかないと……」と言っているので、千綾には詳しい理由を教えずに石を集めさせている、といったところでしょうか(全話見たけど内容覚えてないんです…)。
大統領は石集めになり振り構っていられない様子。
石について情報が増えるというよりも謎ばかりが深まっていっている感じです。
ラストシーンでは、アキが(一瞬ためらいはするものの)自分の石と千綾からぶんどった石を両方売り渡すという暴挙に出たところで終了。
ゲストヒロインをこんなキャラに仕立て上げていいんでしょうか。
どうしてもこのラストシーンが必要だったのであれば、先ほどの無能シーンをなくすなどしないと、この第3話でアキに何一ついい印象がありません。クズキャラまっしぐらですよ。
所沢編の執行さんがいい悪役でありキャラとしても可愛かっただけに、落差が激しすぎます。
仮に第4話で挽回するにしても、この第3話が終わった時点で次の話を見たいと思わせられないとどうにもなりません。
絵的にもストーリー的にも所沢編と比べてだいぶ地味になっている東京編なだけに、せめてキャラクターぐらい魅力的に描いてほしかったです。
次回は第4話。東京編後半どんな内容だったっけ…。