Do you see the GIRL

元・アニメ制作進行の自分が、アニメを見ての感想だったり、映画を見ての考察だったり、エロゲをやって勃ったことだったりを書いていくブログです。

「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」が知能指数を削る8つの理由

現在放送中の『キラキラ☆プリキュアアラモード』だが、折り返しを迎えてED曲も後期のものに代わった。このタイミングでなんだが、今回は前期EDテーマ「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」について語りたい。

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というのも、この曲、聴いていると知能指数をゴリゴリ削られていく感覚に陥るのである。それぞれのポイントに焦点を当てて詳しく解説していこう。

 

歌い始め

冒頭からかっ飛ばしてくれるのがこの曲のまず凄いところだ。

ドラムの流れるようなフィルインから始まり、イントロはなくすぐにボーカルが入る。その冒頭の歌詞「プリプリプリプリキュア」に合わせてキュアホイップちゃんがおしりをプリプリ振るという振り付けになっている。

フィルインを聴いた瞬間はそのファンキーさに驚き、どんな格好良い曲が続くのかと期待も高まる。そこで次の瞬間に「プリプリプリプリ…」が来るのだから、初めて聴いた人間は間違いなく脳がパニックを起こすだろう。もともと知能指数が100だった人であればこの奇襲攻撃で一気に70ぐらいまで削られるはずだ。

この一瞬で「ヤバい曲だ」ということには気付き視聴者は身構えるが、そんなことはお構いなし。この後も容赦なく視聴者の知能指数に襲いかかってくる。

 

Aメロのギター

聞き取りにくい方は、カラオケver.を聴くなりイヤホンで聴くなりしていただきたい。右のスピーカーに注目して聴けばわかりやすいと思うが、終始テロテロチャラチャラとしたファンキーなギターの音が鳴り続けている*1

音楽的にはもちろん格好良いギターではあるのだが、どうにも脳みそをくすぐられているような感覚になる音だ。全体のメロディーからは独立しているからかもしれない。

 

Bメロのメロディーライン

それまでのとにかく明るく楽しくファンキーな雰囲気から一転し、やや哀愁を帯びたメロディーになる。Bメロから入るストリングスがさらにその効果を高めている。

このパート自体は知能指数を削ってくるわけではなく、ここで曲調をグッと抑えることで次のパートの威力が劇的に増大する。いわゆる「緩急」というヤツだ。

 

サビの2フレーズ目の音程

サビの頭の歌詞「生クリーム 生チョコ 生たまご」の「生チョコ」の部分の音程に注目していただきたい。コードやそれに合わせた旋律など音楽的に細かいことはわからないが、この部分は本来であればもう少し低い音程のほうが自然にスッキリ収まるように思える。初めて聴いたときは多くの人が予想よりも高い音程が来たことに面食らったのではないだろうか。

もちろんこれは作曲者の狙いであることは間違いないだろう。宮本佳那子氏のキンキンに響く声が脳みそに心地よい。

 

「頑張れる」キュアショコラ

1番サビ後半の「「大好き」が集まれば 苦手でも 頑張れるから」の「頑張れるから」の部分、今回はアニメーションについてである。

両拳を「グッグッ」とやる振り付けだが、キュアジェラートが満面の笑みで踊っているのに対し、キュアショコラの真顔がなんともシュールだ。キャラ的にあまり満面の笑みで踊るような性格でないにしても、この対比はどうしても気になってしまうし、凄くいい意味でゾクゾクくる一瞬だ。

 

パンナコッタ、そして…

2番のBメロ後半、ここはとにかく歌詞の勢いが凄まじい。

(パンナコッタ!)これってババロア? まさかプリン?

(なんてこった!)勉強から始めよう

 まず「パンナコッタ」という単語の響きの気持ちよさからして強い。そのあと「ババロア」「プリン」とこれまた響きの良いお菓子の名称が続く。

そして「まさかプリン?」に入るとき、「まさ」の部分でリズムが食っており*2、この「食い」が妙なノリのよさを生み出している。

そして「パンナコッタ」という単語が出たからには「なんてこった」と言わずにいられないのが日本人の性だ。全ての視聴者が「パンナコッタ」が来た時点で次に「なんてこった」が来るとわかりきっているだろう。「いや、でもそんな安直なことするか…?まさか…」などと考えているうちに本当に「なんてこった」が来てしまったときの感覚は頭から大事なモノがダバダバとこぼれていくような感じだ。

/(^o^)\

酸いも甘いも…

2番サビは「酸いも甘いも」という歌い出しになっており、少し渋いというか古くさい歌詞になってくるのかと思ったら、この曲に限ってまさかそんなはずはない。次の瞬間には「デカ盛りの 全部のせで行きましょう」と来るのだから、作詞家の方のその発想の出所が不思議でたまらない。

 

Cメロラストのキメ

Cメロのラスト「さぁどうぞめしあがれ♡」の部分はこの曲最大のキメフレーズである。全楽器がユニゾンをかましてガッチリきめているが、この「さぁどうぞめしあがれ」という歌詞はこの曲の中で最も普通なフレーズではなかろうか。この妙なギャップは狙ってのことだろうか…。

しかし、キメの直後に入る「パァン!」と入るチャイナシンバル(?)の音が全てを洗い流してくれるので何の問題もない。

 

まとめ

「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」がいかに知能指数を削る恐ろしい曲であるかご理解いただけただろうか。私はその恐ろしさをより多くの人に知らしめるため、今日も今日とてこの1曲をエンドレスリピートで通勤時間を過ごすのであった。

*1:正確には全編を通して鳴っている音ではあるが、Aメロは他の音数も少なく耳につきやすい

*2:リズムが食う…小節・拍に入るとき、前の拍の裏から入ること

何故『天使の3P!』は見ていて腹が立つのか?

ここ最近、新作アニメをあまり見ていない日々が続いた。

毎クールこれだけ多くのアニメが放送されているこの幸せなご時世にこんなことでは勿体ないと思い、とりあえず何か1本でもと見始めたのが『天使の3P!』(以下『3P』)である。

www.tenshi-no-3p.com

何故このアニメを選んだかと言えば、当方軽度のロリコンのため、ヒロインがロリならとりあえず見ようじゃないかという形で、まあ必然といえば必然だろうか。

 

しかし、原作をろくに調べずに視聴を始めたのがよろしくなかった。

公式サイトにもデカデカと書いてあるが、この作品、原作が『ロウきゅーぶ!』と同じ作者なのである。

それの何がよろしくないかというのは、以前アニメ版『ロウきゅーぶ!』に関して書いたエントリを読んでいただければ、おおよそ理解していただけると思う。

tkntkn0703.hatenablog.com

ともかく『ロウきゅーぶ!』が見るに堪えなかったので、同じ作者と気付いた時点で『3P』も見るのをやめればいいのではないかというのは至極もっともな話だ。

しかし、せっかくなので今回はしっかり見てボロクソに批判してやろうと思い、視聴を継続することにした。現在、第1話を見終えての率直な意見を述べていきたい。

 

主人公が引きこもり

この程度のことに目くじらを立てていては話が進まないかもしれないが、今回は妥協せず徹底的に批判していこう。

 

端的に言って「安直」である。

原作はライトノベル電撃文庫)ということで、中高生を主なターゲットとしているのだろう。

アニメが"オタクだけのもの"でなくなって久しいが、それでも心のどこかで「俺アニメ見てるとかチョーオタクじゃんwwリア充氏ねwww」という感情を持っているであろう(あるいは実際にネクラなオタクな)視聴者層には実に共感を得やすい主人公と言えるだろう。

だからといって、恥も外聞もなく安直に引きこもりを主人公に据えるのは如何なものだろうか。「需要があるから」と言ってしまえばそれまでだが、「需要があるものを提供すること」がはたして創作活動と呼べるのだろうか…。

 

これらを全て分かった上でやっているのであれば「プライドないのかよ」と言いたくなるし、これが本当に最高のものだと信じてやっているのであれば、それは程度が知れているとしか言い様がない。まあ、前者ではあると思うが…(むしろ前者であってほしい)。

 

桜花のキャラクター

桜花の初登場シーンは「響が欠席していることをネタにしてウケを取っている男子を冷めた目でいさめる」というシチュエーションだった。

桜花がクラスでどういう立ち位置で、響にどういう感情を抱いているか(少なくとも悪くは思っていないようだ)が端的にわかるシーンではあるが、そんなものを吹き飛ばしてしまうほどに薄ら寒いシーンと言わざるを得ない。

何が薄ら寒いかと言えば、作者の意図があまりにもバレバレなところである。

それは、

「こういうとき、委員長的なキャラが『ちょっと男子ぃ~!』って言うのはよくあるけど、この子はそうじゃありませんよ。正義感はあるけどそれを露骨に出さず『そーゆーの面白いと思ってんだ』って冷めた感じで男子を黙らせる凄い子なんですよ!(しかも響のことが好き!)」

といったところだろうか(作者様、違ったら大変申し訳ない)。

 

別にそのようなキャラ自体が良くないと言っているわけではなく、これを凡百の視聴者である私などにも簡単に見抜かれて「薄ら寒さ」を感じさせてしまっているというのが非常に情けないのである。

 

その後の女子トイレでの「そこ空けてもらっていいかな?」のシーンも同様である。

「女子2人は響の噂話をしてるけど桜花はそこにつっかかるほどガキじゃなくて、ただ手洗い場を空けてほしいと言って2人を黙らせるのクールな女の子なんですよ!(しかも響のことが好き!)」

といったところか。

 

希美のキャラクター

わかりやすいツンデレである。「ツンデレ」の語義も多岐にわたっているが、2017年現在、一般的に最も普及しているであろう「強気だけど純真」的な意味合いの「ツンデレ」である。

ツンデレキャラ」と「テンプレツンデレキャラ」は別物になって久しいが、希美は後者だ。そして、もはや前者より後者の方が多いだろうというぐらいに、後者は萌え業界に蔓延っている。

こんなに巷間にありふれたキャラクターを今更登場させて果たして何の意味があるのだろうか。もちろん、こういうキャラを出せば、一定数の人間に受け入れられるというのは分かるし、「ハイハイテンプレwww」と言いながら喜ぶ人間もこれまた一定数いるだろう。

だからといって普通そんなキャラをそのまま出すか…?あとは「主人公が引きこもり」の項で書いたこととほぼ同様の批判になるので割愛する。

 

このシーン

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……。

 

キャラと背景をこの位置で重ねることで何がやりたいかは分かる。

分かる…が。

 

何故やった。

 

そして横からスッと入ってくる2人。

学芸会でも見ているかのような気分だ。

小学生だから学芸会でも間違ってないのではないかとも思いかけたが、コンテマンは小学生ではない。作り手は大人なのだから、大人らしい画面構成をしていただきたい。

 

ライブシーン

 Twitterで拝見したこの一言に尽きるのではなかろうか。

ここに関しては単純にクリエイターだけの問題ではなく、曲が絡むことでいわゆる「大人の事情」が出てくるのもやむなしなので、頭ごなしに批判はできない。

しかし思い出してほしい。

 

かの大ヒットアニメ「けいおん!」での最初の演奏シーンである『翼をください』を。

「初心者っぽさ」をしっかりと出しつつ、それでもなお、いやそれがあるからこその「アンニュイさ」「青春感」があのシーンには溢れていた。

曲のジャンルも違うのでそのまま見習え模倣しろとは言わないが、「アニメ」という制約の中でもあれだけのことができるということは知っておいていただきたい。

 

アニメーションに関しても少々口を出したい。

モーションキャプチャに関しては特に言うことはないし、当然であるが動きがきっちり再現されている。

最も気になるのがそらのドラム演奏の動きである。そらの無表情も相まって、あの動きはもはやギャグにしか見えない。体が微妙に揺れているのがとてつもなくシュールだ。

恐らくライブシーンはこの1回ではないのだろうから、ライブに割く労力も配分を考えないといけないのであろうが、せっかくの初お披露目なのでもっと良い物が見たかったというのが正直なところだ。

 

 

 

…と、よくもまあここまで批判的なことが書けたものだと自分でも若干驚いている。

とりあえず視聴は続けていく予定なので、最終話で私に見事な手のひら返しをさせてくれる作品になることを願うばかりだ。

 

無理だろうなぁ……。

【キラキラ☆プリキュアアラモード 第23話】キュアパルフェの腋がエロい!!

全く謝ろうとしないジュリオに笑顔で怒っているゆかりさん素敵!!

今までこういうプリキュアというのはいなかっただろう。こういったちょっとしたネタシーンでもやはり特別感があるのがさすがのゆかりさんである。

 

ピカリオがあおいの胸に抱きかかえられている。なんだか物凄くイケナイものを見ている気分だ。

 

ノワールが現れた際、あきらさんはサッと前に出て他のメンバーをかばう。プリキュアになってだいぶ時間が経ったといえども、中学生組はあくまで可愛い後輩なのだろう。男前である。

 

キラリンの心の闇の中にて、ジュリオはシエルが夢を捨てることに対して憤りを露わにする。シエルに対してはもっと意地を張り続けるというか、憎しみに近い感情を出し続けると思ったが、どうやら溢れる愛が抑えられないようだ。

 

闇の底へと落ちていくとき、ジュリオはホイップにあっさりお姫様抱っこされる。落ち着いて振る舞っているように見せかけて絶対こいつ勃起してるな。俺だったらする。

 

ジュリオが初めて「誰か(キラリン)のために」スイーツを作ることでそのスイーツにキラキラルが宿る。「スイーツ」がテーマである本作だが、「大好きな誰かのために作ること」が、スタッフのもっとも伝えたいことなのだろう。嫌みやわざとらしさなく、それがしっかりと伝わってくるいいシーンだ。

 

そしてついにキュアパルフェ変身のとき。

ジュリオがノワールからの攻撃をかばって矢に刺される。それを受けての変身シーンとなれば熱くならないはずがない。

いよいよお目見えのキュアパルフェのコスチュームだが、平たく言えば腋がエロい。

 

キュアパルフェはビブリーに対して圧倒的な強さを見せつける。

満を持しての必殺技だが、このアニメーションがとにかく動く動く。「めまぐるしい」という表現はまさにこれのための言葉ではなかろうか。EDで原画のクレジットに板岡錦氏の名前があったが、やはりこのバンクだろうか。

 

そして本日からEDが後期のものに変わった。相変わらず聞いているといい意味で知能指数がダダ下がりしそうな曲である。あー、パルフェの腋がエロい…。

【ウルトラマンジード 第2話】今回も戦いに趣くシーンが熱い!!

劇中のニュースで、突如現れた巨大生物を「怪獣」呼称することが決まったと報道される。今までのウルトラシリーズでは当然のように使われていた「怪獣」というワードに対する新しいアプローチと言えるだろう。

シン・ゴジラ』で「怪獣」というワードが一切使われなかったのを彷彿とさせる演出でもある。

 

1話でのエリちゃんのアイスの件について、全然触れられないまま1話が終わってしまったと思っていたが、なるほど、この発火現象に繋がっていたのか。伏線というほどのものでもないが、話数間でこういったちょっとした繋がりがあると、見る側としても情報を見落とさないようにしっかり集中して見ようと心がけられるというものだ。

 

この第2話からライハが本格的に参戦した。

ダダとのチャンバラアクションだが、これが非常に本格的。この女優さん何者だと思って調べて見たところ、世界ジュニア武術選手権大会で金メダルお獲るほどの本格派のアクション女優であるとのことだ。

今までのウルトラシリーズではドラマパートのアクションは正直あまり期待していなかったが、これは大いに楽しませてくれるだろう。

 

ライハとの会話でエリちゃんが「リトルスター」と呼ばれるものの持ち主と判明。それが件の発火現象を起こしていたようだ。ということはエリちゃんがかなりの重要人物か?個人的にはエリちゃんをヒロインにしていただけると大変嬉しいのだが、いかがだろうか(最終的にリトルスターはエリちゃんの元を去り、エリちゃんは重要キャラからは外れた模様。残念…)。

 

再び怪獣が登場して、人々は逃げ惑う。1話のときからそうだったが、怪獣を「災害」と認識して被災・避難を強調しているのが今作では非常に特徴的だ。先述の「怪獣」の呼称の件も含め「シン・ゴジラ」の影響が全く無いとは言えないだろう。

 

そして今回の一番の熱いシーン。

リクは怪獣から逃げようとするが、その足が止まる。

「やめろよペガ、足を掴むのは」

「何もしてないよ、ペガは」

「じゃあ、どうして足が動かなくなったんだ」

「それは、キミの意志だ」

「ボクの…?」

「キミはベリアルの子ども。でも…キミはキミだ!」

「キミはキミだ!」というセリフなんて言ってしまえばありきたりなものではある。

しかし、2話冒頭の「ベリアルと姿を重ねて怯えられるのが嫌だからフュージョンライズしない」という展開をしっかりと受けてのこのシーンなので、そのセリフに説得力があるのだと思う。音楽の盛り上がり方も絶妙で、見ている側のテンションをグングン上げてくれる。

1話、2話と、戦いに向かう決意をするシーンが非常に熱い話が続いている。

ウルトラシリーズにおいて、特撮パートが盛り上がるのは当然だが、ドラマパートが、しかもこれだけ序盤においてのそれがこれだけ熱くなれるのはなかなか無いのではなかろうか。

 

だからといって特撮パートがショボいということは全くない。

最近再放送で見ているティガ、ダイナと比較してしまっているのも少しあるだろうが、カメラワークやミニチュアセットの構図、そして何より光線類のCGの格好良さは圧倒的である。

手に汗握る戦闘とはまさにこのことだ。

 

ドラマパート、特撮パートともに大充実の『ウルトラマンジード』。

早くも第3話が待ち遠しくて仕方がない。

【チアフルーツ 第2話】安直な百合がいいという駄目なオタクになってしまった。

前回も書いたが、安易な言動が目立つ。

黒酒くろき路子ろこ御前みさきのほっぺに冷たい缶ジュースを当てるシーンだが、この必要性を全く感じない。これが何かの伏線になっているなら話は別だが、面白いわけでもなく、特別に可愛く見えるわけでもなく、ただ「こういうことやったら視聴者は喜びそう」という意図が透けて見える。

尺が余ってしょうがないというのであれば、そもそもの構成の問題である。

 

路子の部屋の電車の模型がいきなりロボットに変身してしゃべり出すシーンは、多くの人が気になったであろう。

この作品の世界観がまだつかめてないのでイマイチわからないのだが、アレは路子の妄想の中の映像なのか、それとも"ああいうもの"が普通に存在する世界観なのか。

 

緑川末那まなの実家のお寺の本堂を使って練習…かと思いきやしっかりとショバ代を取る緑川さん。

これには正直若干引いたが、この作品はごく普通に明るい雰囲気を出しながらも全体的にかなり切羽詰まってる感はあるように思う。その空気を感じることができるという意味ではこの言動もいいのかもしれないが、やはりちょっと引くことには変わりない。

 

そしてこのとき手渡していたのが聖徳太子の千円札というのも気になるポイント。

聖徳太子の次の伊藤博文の千円札が発行され始めたのが1963年なので、時代設計は60年代ぐらいかとも思ったが、それ以外は普通に現代なので、単なるお遊びだろう。

お遊びにしてもやることが安直な気が…。

まあこんな風にブログで取り上げた時点でこちら側の負けな気もするが。

 

ところで路子の御前に対する呼び方が「御前」のときと「キャプテン」のときがあるのは何か意味があるのだろうか。

部活のときは「キャプテン」であればそれはわかるのだが、今のところ呼び方の違いに規則性が見られない。私の観察力がなさ過ぎるだけなのか…?

杏の御前に対する「キャップ」呼びは『ウルトラマン』の「ムラマツキャップ」を意識したものだろう。

ウルトラシリーズのファンとしては嬉しくないわけではないが、これもやはり安直な…いや、この作品でこれ以上「安直」について触れるのはよそう。それだけで文面が埋まってしまう。

 

この第2話は路子をメインキャラに据えた話になっており、序盤から路子の「メンドクサイ女」感が良くも悪くも出まくりな展開だったが、最終盤の御前のジゴロっぷりには正直かなりグッときた。

昨今の百合の氾濫のせいでやや食わず嫌いになっていたところもあったが、この数十秒のシーンで「百合っていい…」とあっさり陥落されてしまった。意志薄弱である。

それまで路子の好意に全く気付かないような素振りだったのが余計にインパクトを与えたのだろうか。路子の「ズルすぎる…」というセリフも至極もっともである。

 

ショーは最終的に、却下されたと思われた「カジュダイオー」で行われていた。

わかりやすく「カミダイオー」のパロディ作品としてスタートさせたようだ。

特撮パロディ満載の作品で劇中劇のパロディをやるというなかなか複雑な展開になってきた。

 

次回からは紫村果音しむらかのん(恐らくレズ)が本格参戦してくるようだ。

先ほどの御前のジゴロシーンで、百合作品としての本作には大いに期待できるようになったので、次回も楽しみである。

【ウルトラマンジード 第1話】静かな熱さ。幼き姿に秘められたその闘志!

ウルトラマンの新シリーズ『ウルトラマンジード』の放送が始まった。

前回の『ウルトラマンオーブ』が熱さ・重さ・面白さを兼ね備えた名作だったので今回も期待して見始めることとする。

今回はその第1話の感想・考察を書いていく。

 

冒頭、銀河マーケットにやってきた女の子エリちゃんが主人公の朝倉リクと仲よさげにしているのを見て「お?今回のヒロインはロリか?」と少し期待してしまったが、さすがにそんなことはなかった。

期待させるだけさせておいてあっさり裏切るのは罪といえるだろう。

 

ところで今回は主人公もやたらに若い。

平成ウルトラシリーズには明るくないのでなんとも言えないが、歴代最年少だったりするのだろうか。

基本的に「ウルトラマンに変身するのは大人」という印象があったので、これは非常に新鮮である。

 

リクはペガと喋りながら楽しそうに特撮ヒーロー番組を見ている。

これが巨大ヒーローではなく仮面ライダー風の番組なのがまたなんとも言えない味わいを出している。

そしてさらに「ウルトラマンってホントにいるのかな?」と聞くリクに対して「そんなの都市伝説だよ」とペガが一蹴するのもまたシュール。

あんたそのナリで何を言ってんの…。

 

お父さん向けのサービスなのか、駄菓子屋さんであったり、野宿のときに使っているラジオであったり、出てくるモノが妙にレトロである。

特にラジオはノイズの入り方にまでこだわっており、その徹底ぶりがうかがえる。

 

さて、リクという少年についてだが、第1話を見る限りではとにかくまっすぐないかにも主人公らしい主人公という印象を受ける。

自分がウルトラマンになれると知る前の時点で、自分に力があれば怪獣を止められると悔しがるほどの真っ直ぐっぷりだ。

 

その真っ直ぐなリクを象徴していたのがレムとの以下のやりとりだ。

「例えばさ、本来の姿に戻ったとして、ピアノを持ち上げたり…できる?」

「可能です」

「ダンプカーは?」

「可能です」

「じゃあ…怪獣は?」

「可能です」

これは熱い。

BGMも暗めで非常に静かなシーンだが、リクのその幼い姿に秘められた闘志をひしひしと感じることができる。

 

ウルトラマンジードとなって戦うリクだが、特に力が暴走している様子は見られない。

というのも、前作『オーブ』ではベリアルの力を使った際には暴走してしまっていたといのがあるのだが、今回は実の息子ということで暴走しないのだろうか。

今後そのあたりについて明かされていくか見所であろう。

 

怪獣を倒し、自分がベリアルの息子だということを知らされたところで第1話は終了。

真っ直ぐなリクはこの事実をどう受け止め、受け入れ、乗り越えていくのだろうか。

今後の熱い熱い展開に期待できる第1話であった。

【チアフルーツ 第1話】特撮愛が溢れ…る…?ヒーローショーで町おこし

「いきなり超天界!」というサブタイトルからして多少身構えてはいたが、劇中劇とはいえ視聴者を全くついてこさせる気がないこの展開はむしろ好印象ですらある。

しかもそれなりに尺も2分ぐらいとってるし…。

劇中劇パートが一段落したところでカミダイオーの解説が入るが、この解説をわざわざ後ろに配置したのは「超展開っぽさ」を強調するためだろう。

OPはカミダイオーのOPという体で流れた。字幕にルビが振ってあるのも子供向け特撮感が出ていて良い感じだ。

 

メインのストーリーとしては上記を踏まえた地方都市の町おこしといったところなのだろうか。

「ご当地モノ」といえば私は『ローリング☆ガールズ』を思い出すところである。

 アクションヒロイン→モサ

 ふるさとヒロイン特例法→ツインタワー宣言

 チアペディア(公式サイトの用語集)→ロリペディア

 といった具合に、ところどころの要素にも共通するモノを感じる。

直接の影響というまでのものでもないが、何かしら意識する部分はあったのかもしれない。

 

さて本編。

まず印象的なのは、レッドであろう赤来杏(あかぎあん)が学校の2階の窓から屋根を伝って身軽に走り去っていくシーンだ。

杏の身体能力を見せつけるこのシーンだが、正直言ってその動きに躍動感が感じられないのが非常に残念だった。

かなり動き回るので作画的に大変なシーンであるのはよくわかるのだが、屋根から着地するカットなど単純に真横から映しているだけ(コンテの問題)な上に、動きも緩急が付いておらず、のっぺりした印象を受ける(作画・演出の問題)。

このキャラのイメージを固める大事なシーンなので、多少無理してでも力のこもった良いシーンにしてほしかった。

 

杏や黄瀬姉妹はカミダイオーのアクションステージを見に来たが「手続き上の不手際」によりステージは中止となっていた。

「手続き上の不手際」という表現は日本語としては間違っていないのだろうが、こんな文言が張り出されているのはどこか異様な雰囲気を感じる。特に深い意味はないのだろうが…。

杏の落胆ぶりや黄瀬妹の号泣する様子からもカミダイオーの人気のほどがうかがえる。

この世界においてカミダイオーがいかに偉大な存在であるかを示しているシーンだろう。

 

妹にカミダイオーを見せるとうっかり約束してしまった美甘は杏にカミダイオーの代わりをしてほしいと依頼し、杏はあっさりとOKを出す。

美甘を招き入れた杏の部屋はカミダイオーグッズだらけ。杏はガチモンのカミダイオーオタクのようである。

ところでこの時点で杏と美甘の関係性についての言及があまりなされていないが「さほど親密なわけではないクラスメイト」といった認識で間違いないだろうか。

杏と美甘をとりあえず頬ずりさせて安易な百合要素を突っ込んでくるところは少し顔をしかめざるをえない。

 

「パーマ屋さんとこのメガネちゃん」こと青山元気が登場。わかりやすくメガネでわかりやすくメカニック担当のようだ。

杏に押しつけられた胸のサイズを当てるというとりあえずなキャラ付けは必要だったのだろうか。何かにつけて安易な感じが滲み出ている作品といえるかもしれない。今後減っていくことを願うばかりだ。

 

練習を重ね、いよいよショー本番。

冒頭こそ衣装・小道具類のショボさで子供たちに笑われるものの、その動きで次第に魅了していく。

しかし、途中から杏(カミダイオー)の攻撃の寸止めが上手くいかず、美甘(敵)にボコボコと当たり始める。

美甘をピンチに陥らせるためだけにこの展開に持って行っているのは明らかだが、その結果凄く熱い展開になっているかといえば微妙なところである。

「お約束だろうがこじつけ臭かろうが格好良けりゃいいんだよ!」という考えには私も大いに賛同するが、結果が付いてこないと非常に悲惨なことになってしまうのは常に頭に入れておきたい。

 

ネットで既に話題になっているが、終盤の戦闘の点描シーンがウルトラマンの対シーボーズ戦のパロディ(詳細は「チアフルーツ シーボーズ」でググればすぐ出ます)というのは私も言われるまでは気付かなかっただろう。

基本的には戦隊ヒーローからのオマージュが多そうな本作だが、円谷特撮も入ってくるようだ。

 

ラストは、二人のショーの様子を見ていた城ヶ根御前(しろがねみさき)にアクションヒロインにならないかとの勧誘を受けたところで「え~~~!?」と驚いて終わり。

この終わり方もわざとベタにしてるのか…。

今ひとつノリノリになりきれずに1話を終えてしまった。